北欧の国際女性デーと日本のひな祭りに見る、女性の力
日本人にとって3月といえば「ひな祭り」ですよね。
しかし、毎年3月8日にも「女性の日」があるのをご存知ですか?
世界が慌ただしく変化した近年、日本の伝統的なひな祭りを、今年は「国際女性デー」と合わせてお祝いするのはどうでしょうか?
今回は、北欧デザインのポスターを使った飾りつけをご紹介します。
「ひな祭り」と「国際女性デー」
「ひな祭り」はそもそも「女の子が健康にすくすくと育つように」という願いが込められたお祭りです。桃の花が咲く季節のため、「桃の節句」とも呼ばれますね。
「国際女性デー」とは、1904年にアメリカで女性の参政権を求めるデモが起きた日を、「女性の日にしよう」と1910年にデンマークで行われた国際会議で提唱されたのが始まりです。1975年の3月8日以降、国連はこの日を「国際女性デー」と定めました。
どちらも女性の人生を想う日であり、大切な日です。
特に北欧ではフェミニズムや男女平等の思想が強い人が多く、ジェンダーにとらわれない人も多いです。
どちらも3月の上旬にあり、ジェンダーについて改めて考えてみるのも良いですね。
3月のお部屋の飾りつけ
一人暮らしや新生活が始まると、雛人形を飾るという人は少ないですよね。伝統行事とはいえ、値段の張る雛人形を一人暮らしで買い揃える方は少ないのではないでしょうか。
そんな時は北欧のフェミニズムなデザインのポスターなどを飾ることで、プチプラながらもオシャレにお祝いすることができます。
こちらは目に入りやすい英字のポスター。
「力強い女性」「パワフルでリーダーシップのある女性」というイメージが、短い言葉ながらも連想しやすい作品です。
文字の背景にさりげなく綺麗な桃色が配色されているのも可愛らしさがあります。
いわゆる「誰かについてゆくか弱い存在」が女性なのではなく、女性もボスに値するような力強い存在だ、と今一度考えることができます。
モノクロカラーで描かれたこちらのポスター。
「女性の力」と記されています。
「Girls Power」という言葉は、女性の権利運動などでよく使われる言葉で、印象的に表現されています。
頭文字だけで表現されているのも、可愛らしさがあります。
モノクロの家具で揃えている方や、シンプルな文字のデザインがお好みの方へおすすめ。
こちらは女性の体を描いた作品。
柔らかな曲線ですが、力強い太い線で描かれているのが女性の強さをよく表現しています。
色合いもモノクロでシンプル。印象的ですが派手ではないのでどのお部屋にもよく合うデザインです。
大人っぽく、落ち着いたデザインが好きな方へおすすめ。
こちらも女性の体を描いた作品です。
一筆書きのように「ポーズをとる女性」を描いたもので、女性の柔らかなラインがよく描かれています。
顔ははっきりと描かれておらず、人物画が苦手な方でも飾りやすいデザインですね。
文字などもなく、部屋や人を選ばないデザインなので、プレゼントなどで渡してみるのもいいかもしれません。
こちらは先ほど紹介した「THE FEMALE BODY」と同じラインのポスター。
太く、しなやかな線で描かれています。
女性の曲線美は古代からアートによく用いられていますよね。
女性の美しさをアートで表現することは、描き手だけではなく、飾る側にも表現できます。
「THE FEMALE BODY」と一緒に飾ると、より印象的で目に入りやすくなることでしょう。
映画のワンシーンのようなこのポスター。
「かっこいい女性」という言葉を想像した時に思い描く女性はこのような女性ではないでしょうか?
特に、ヨーロッパに旅行で行ってみると、日本のように喫煙所等がはっきりと定められていないところが多いので、道端でタバコをふかしている女性をよく見かけます。何にも動じない、そんな強い女性であるような印象を受けます。
映画好きな方や、シックで分かりやすいデザインを好んでいる方におすすめ。
いかがでしたか?
3月の2つの大きな女性の日を、特別な日にする準備ができたでしょうか。
お人形や大きなぼんぼりを飾ったり、デモ活動に参加したりするのは誰もが簡単にできることではありませんが、こうしてポスターを飾り、自分なりの方法でお祝いすることはできます。
今年はいつもと一味違った「女性の日」にしてみるのはいかがでしょうか?