北欧風のお部屋作りの色合わせ 北欧の国々を比較してみた!

北欧の国々には共通点があります。
例えば、美味しいコーヒー、高い税率、パイ菓子、そして長くて暗い冬。
デザイン面においても、多くの共通点が見られます。
しかし、色の組み合わせ方や色使いは、国によって大きな差がある部分です。
今回はそんな世界中で愛され続ける北欧の国ごとの色使いの違い、そしてデザイン性の違いなどをご紹介します。

北欧風の色使いとは

北欧のデザインはグレーや白、青のような「優しく」、「控えめ」な色で構成されています。

ここ数年で他の色も使われ始めていますが、それらの色も薄い色合いで表現されます。

国によってもちろん違いますが、水色やピンク、オレンジなどのパステルカラーやくすんだ色は北欧のお家の壁に取り入れられます。

北欧のお家で色が重要な理由

北欧の国々の違いやお部屋作りの違いなどの複雑な話をする前に、北欧の国々でなぜそこまで色合いが大きな役割を果たしているのか気になりますよね。

そこには大切な理由がいくつかあります。
まず、他の国に比べて北欧の冬は暗くて長いです。つまり、冬の間は自然の光が十分に存在しないということになります。

外が暗い季節に、お家の中だけでも可能な限り多く自然な色合いを使いたい、明るい気分になりたいという思いの結果、色合いが大事になったのです。

一般的に、空間において色彩は光の反射や明るい気分に影響し、そういった色は白、青、パステルカラーなどの曖昧な色味になりやすいです。
こういった理由から、柔らかな色合いが北欧インテリアの定番となったのです。

北欧では壁の色は一般的に最後に選ばれ、家具を中心に選ぶ

北欧のお家では、スペースを最大限活用するために、家具や小物を慎重に選ぶ必要があります。

家の中では、全てのものがスペースを要するので、装飾品や余計なものは出来るだけ無くした方が良いですよね。
しかし、小物や装飾品を全て無くしてしまうと、色やアクセントまでなくなってしまいます。

そんな時にこそ、スペースを必要としない「ポスター」が有効です。
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モノクロのポスター
パステルカラーのポスター
ブルー系ポスター
ベージュ系ポスター

デンマーク

デンマークのデザインはデンマークが後に取り入れたドイツのバウハウスのデザイン運動に強く影響を受けていると言えます。

1950年代までに、バウハウス運動は北欧の芸術運動として知っているものの元祖となったのです。
他の北欧諸国に比べて、デンマークは最も家具に重きを置いていたと言えます。
特にデンマークのデザイン性で有名なものの生産量や数字で見ると分かりやすいですね。

インテリアデザインの選び方においても、最もシンプルで合理的なものが多い傾向があります。
もちろん、これはデンマークのインテリアデザインが退屈で印象的ではないという意味ではありません。反対に、近隣国家に比べて印象重視な方法をとっています。

スウェーデン

近隣国家の中で、スウェーデンは色の使い方や大胆さにおいて最も風変わりな雰囲気を持っていると言えます。

スウェーデンより控えめな色の印象のあるデンマークのように、白や青、パステルカラーで彩られた壁はもちろんのこと、黄色や緑色と言った色も登場します。
赤色や紫色、金色と言った派手目な色でさえ珍しくはありません。

このようなことはスウェーデンの世界的にも最もよく知られている家具ブランドであるIKEAでよく現れていますね。
IKEAは一風変わった柄や大胆な配色で知られ、様々な好みを持った人が自分に合ったものを見つけられるようになっています。

スウェーデンは、少しだけ大胆な色のチョイスに始まり、花瓶やフラワーベースと言ったガラス細工などでも知られます。

ノルウェー

隣国のデンマークやスウェーデンと比べて、ノルウェー人はインテリアを飾りつけする際の見た目の印象にあまりこだわりを持ちません。
古いものと新しいものを合わせて使う方が一般的だと言えます。

もちろん、他の北欧国家と同様に、お部屋作りにおける木材や綺麗なライン、そしてミニマリズムの雰囲気は感じられます。
実はこの見た目に囚われないインテリアは、結果としてインテリアが上品に仕上がることに役立っているのです。

木材はノルウェーのデザインにとってかなり定番の登場人物。
ノルウェーのお家では木材をそのままの色や、一般的に壁に使われるような優しい色合いで塗装して外装として壁に取り入れるのは一般的なのです。

フィンランド

フィンランドは、Marimekkoやiittalaのように大胆で印象的、そして明るい色を用いているのが代表的です。

ご存知の通り、フィンランドはスウェーデンとロシアの板挟みから抜け出し、独立した過去があります。
一方で、独立した直後は「フィンランド独自の文化」を模索していました。
自分たちの独自の文化を探し出す、または作り出す運動の中で、フィンランドは独自のデザインを生み出していき、他の北欧諸国とは違った味を出していったそうです。

フィンランドのデザインは北欧を代表するデザインとなり、今ではフィンランドのインテリアブランドは日本人にも受け入れやすいとして、日本でも積極的に取り入れられています。

壁のペイントをしてみたい!

このような話を聞くと、自宅の壁の色を好みの色にペイントしたくなりますよね。

しかし、ほとんどの方が自宅の壁を気軽にペイントできる環境には居ません。
本当に壁を塗装せずに、壁の印象を変える方法を知りたいですよね。

賃貸だから壁に色を塗れない、壁に色をつけたいけど自分でやるのは少し面倒、壁にペンキで色をつける勇気が出ない、そんな方々にオススメなのがポスターを飾ることです。

Project Nordではたくさんの北欧柄ポスターを見つけることができます。
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最近では壁にポスターを飾る際に押しピンや画鋲などの壁を傷つけるものが必ずしも必要ではありません。
こちらの過去記事で壁を傷つけずにポスターを飾る方法をいくつかご紹介しているので参考にしてみてください。
いかがでしたか?

北欧の色使いというものの少しディープなお話をご紹介できたのではないでしょうか。
北欧風のお部屋作りの鍵である色使いにインスピレーションを受けた方も多いはず。

こちらの過去のブログ記事でもいくつも北欧のお部屋作りのヒントを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。