抽象画の楽しみ方
北欧デザインには欠かせない抽象画のポスター。
Project Nordでも、80種類以上の抽象的なデザインを取り揃えています。
「抽象画ってよくわからない」という方にも、楽しみ方のちょっとしたコツをお届けします。
Project Nordでも、80種類以上の抽象的なデザインを取り揃えています。
「抽象画ってよくわからない」という方にも、楽しみ方のちょっとしたコツをお届けします。
抽象画とは?
そもそも抽象画とは、いったいどのようなものでしょうか。ここではあえて抽象画を、一般的な歴史や知識からではなく、「よくわからない」ということに着目してみたいと思います。
抽象画とは何か。それは、「抽象的な絵画」と反対の「具象的な絵画」をイメージすると、そのヒントが見えてきます。具象的とはすなわち、直接それが何かわかるような、はっきりとした形があることを指します。ですから絵画においては、人物や風景、あるいは花などといったモチーフが、それに当たると考えられています。 そういった、「何かよくわかる」絵画に相反するものと解釈すると、抽象画を見た時に「何かよくわからない」という感想は当たり前なのかもしれません。そしてこの「よくわからない」部分こそ、実は自由な見方ができるという余白なのではないでしょうか。一つの決まった正解があるのではなく、見る人によって様々に受け取ることができる。これもまた、抽象画の楽しみ方の一つだと考えています。 ここからは実際にProject Nordのポスターを、ギャラリーツアーのように見ていきましょう。筆者の視点から見えたものを、シェアさせていただきます。 |
写真のポスターはこちら |
作品タイトルと共に楽しむ
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LIFE BALANCE
抽象的な絵画やポスターを「自由に見ていいですよ」と急に言われても、少し困ってしまうかもしれません。そんな時は、タイトルがあなたの味方になってくれることもあります。 こちらのポスターのタイトルは「LIFE BALANCE」です。日々の生活のバランスを大切にする、北欧の価値観を表現しています。丸と四角のシンプルな組み合わせですが、タイトルを聞いてからもう一度眺めると、その絶妙なバランスに「なるほど」と新たな美しさを感じるかもしれません。 |
作品キャプションと共に楽しむ
LANZAROTE
タイトルの「LANZAROTE」は、スペインのランサローテ島から取っています。 一目見た時には、パステル調の柔らかな色彩が印象的なこちら。しかしスペインと聞いて、情熱の国とは異なる世界観に驚く方も多いのではないでしょうか。そんなスペインのランサローテ島、いったいどのような場所なのかと気になりませんか? 自分が抱いていたものとはちがうイメージに新鮮さを覚える。そして時に自分がまだ見ぬ場所や事柄へと思いを馳せる。そんな体験も、たった1枚の作品を通して味わうことができるのです。 |
見慣れたものを、違う視点で見てみる
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AUTUMN SHAPES
じっと見つめてみると、いくつもの葉っぱらしきものが見えてきます。 葉の一面に広がる葉脈、一枚一枚異なる輪郭。それらの小さな要素が重なり合い、全体では秋らしい風景を作り出しています。 都会に住んでいても、木は割と身近にありますよね。けれども、大人になるとその葉の細部にまで目を向けてみることは少ないかもしれません。 作品を通して、作者の目にはどのように映っていたのかを、私たちも覗いてみることができます。いつも通り過ぎてしまう景色の中にも、もしかしたら新しい発見があるかもしれませんよ。 |
色彩を楽しむ
COSY BEACH
広がっていくような青色の中に、元気なオレンジ色が効いているこちら。 色には、私たちの感覚や感情にまで働きかける力があることは、以前の記事でもご紹介をしています。 色彩豊かで美しい作品には、実はトリックが隠されていることもあります。例えばこちらの青色とオレンジ色は、補色と言って反対側の色とされています。両極端の性質を持つこれらを並べることで、お互いを引き立たせ、目に鮮やかな作品となっているようです。 あなたが作品を見た時に、どの色がメインと感じ、その隣にいる色は何か、そしてどのような分量のバランスとなっているか。作品の中で、色の探検に出かけてみてはいかがでしょうか? |
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構図を楽しむ
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DIFFERENT
縦と横にそれぞれ4つずつ並んでいるこちらの作品。 それぞれのかたちや大きさは違えど、全体では調和が取れた趣を感じます。 その中で際立つゴールドの粒も、仲間に入っている様子が伺えます。この粒たちを擬人化して見た場合、このゴールドがもし1番左上であればリーダーのように、あるいは右下であったらその逆の存在としての印象を受けるかもしれません。 空間の中に、どのように図柄が構成されているのかも、私たちの印象へ大きく働きかけています。 |
歴史を知って楽しむ
BERLIN BAUHAUS
タイトルにあるバウハウスは、モダンデザインの基礎を築いたドイツの造形学校です。 1919年の設立からたった14年の活動となりましたが、デザイン、建築、美術などその功績は多岐に渡り、現在にも大きな影響を与える存在です。抽象画を代表するアーティスト、ワシリー・カンディンスキーも、バウハウスで教鞭を執っていました。 このように、少しだけでも歴史に触れることで、作品の背景が見えて面白いかもしれません。 |
自分のお気に入りを探す
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SCANDI YIN
これまで6つの楽しみ方のコツをお伝えしてきましたが、最後はなんとシンプルに「自分のお気に入りを探す」です。 これには知識も見方も関係ありません。ただ、じっと作品の前に一旦立ち止まり、自分の気持ちに耳を傾けてみてください。とある日は穏やかなものが、またある日には元気をもらえるようなものが心地よいと感じるかもしれません。 Project Nordでは抽象画に限らず、およそ300種類のポスターをご用意しております。まるで美術館のように、お楽しみいただけたら幸いです。そしてあなたの気持ちと大切なお部屋に寄り添える、お気に入りを見つけていただけたら嬉く思います! |
このほかにもおすすめの抽象画のポスターは、こちらの記事でもご紹介をしております。
秋らしいデザインや、様々なサイズのバリエーションのポスターを揃えています。
またフレームも各種ご用意しております。ぜひご覧ください。
秋らしいデザインや、様々なサイズのバリエーションのポスターを揃えています。
またフレームも各種ご用意しております。ぜひご覧ください。
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