ジャパンディとは?特徴と取り入れ方|北欧×日本のインテリア
「ジャパンディ」という言葉を聞いたことはありますか。日本(ジャパン)と北欧(スカンディナビア)のインテリアデザインを融合させたこのスタイルは、海外で生まれ、今では日本でも注目を集めています。
遠く離れた二つの文化が、なぜこんなにも自然に交わるのか。今回はジャパンディの意味や発祥から、その特徴、そしてお部屋への取り入れ方まで、まるごとご紹介します。
ジャパンディとは?その意味と発祥
ジャパンディという言葉が生まれたのは2017年頃。海外のインテリアトレンドとして登場し、今でも世界中で支持されています。日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、逆輸入的に少しずつ広がりを見せています。
一見すると遠く離れた日本と北欧ですが、実はインテリアデザインにおける共通点がとても多いのです。ジャパンディを理解するために、まずはそれぞれの様式を見てみましょう。
北欧デザインと日本様式の共通点
北欧のスカンディナビア様式
北欧のスカンディナビア様式は1950年代に確立されました。戦後、大衆向けのおしゃれな家具への需要が高まるなかで、北欧の人々はアウトドアへの関心を屋内にも取り入れるようになりました。木の床、自然光、革や木材といった天然素材。落ち着きのある空間でありながら機能性が高い、それが北欧デザインの特徴です。
世界が北欧デザインに注目したのは1954年、エリザベス・ゴーデンが「北欧デザイン展」をアメリカとカナダで巡回開催したことがきっかけでした。その後一度は下火になったものの、サステナブルな暮らしへの関心が高まるにつれて、北欧のスカンディナビア様式は再び世界のトレンドになっています。
日本様式
日本のインテリアは、何世紀にもわたって「上品で、わかりやすく、削ぎ落とされた美しさ」を大切にしてきました。その根底にあるのは禅の精神です。「悟りとして単純さを受け入れる」という教えが、日本のインテリアデザインに静かに反映されています。
具体的には、年季の入った木材で自然への敬意を表すこと、不必要な飾りを排して必要な家具だけを置くこと、そして家具を動かすことで別の用途にも使える多機能空間をつくること。日本の「わびさび」に通じる、余白を大切にする美意識がインテリアにも表れています。
こうして並べてみると、北欧と日本のインテリアには驚くほど多くの共通点があることに気づきます。自然素材を愛すること、シンプルで機能的であること、空間に余白を持たせること。ジャパンディは、この二つの文化が自然と重なり合うところから生まれたスタイルなのです。
ジャパンディインテリアの4つの特徴
機能性重視でスペースを有効活用する
ジャパンディの空間には、無駄な装飾がありません。日本様式も北欧様式も、「部屋のなかのものには意味と目的がなければならない」という考えを共有しています。実用的なものから装飾品まで、すべてが存在する理由を持つこと。ジャパンディを目指すなら、まずは使い道のないものを片づけることから始めてみてください。
二つの文化が交わる色使い
北欧デザインは自然な色味やナチュラルな木材のトーンを好むのに対し、日本様式では神社の朱色に代表されるような、より鮮やかな赤や黒を取り入れる傾向があります。ジャパンディはこの両方を組み合わせることで、ユニークな配色が生まれます。壁は自然な色合いに、家具にはっきりとしたアクセントカラーを取り入れてみると、ジャパンディらしい空間に。
自然素材の使い方を楽しむ
北欧も日本も木材を好みますが、使い方が異なります。日本様式では鮮やかに塗装され、鋭い形にカットされる傾向がある一方、北欧様式では木目をそのまま活かした素朴な仕上げが特徴。この二つのアプローチの家具を組み合わせて使うことで、バランスの取れたジャパンディ空間が生まれます。
実用的な装飾品を取り入れる
北欧ではブランケットやラグなど、実用性と快適さを兼ねた装飾品が好まれます。日本では生け花や掛け軸のように、空間に精神的な豊かさを添えるものが選ばれてきました。ジャパンディは両方の良さを取り入れながら、ごちゃごちゃしすぎないお部屋をつくる様式。ポスターのように壁のデッドスペースを活用できるアイテムは、ジャパンディにぴったりの装飾品です。
ジャパンディの取り入れ方
ジャパンディを暮らしに取り入れるのに、大がかりな模様替えは必要ありません。まずは一つのスペースから。たとえばリビングの壁にシンプルなポスターを一枚飾るだけでも、空間にジャパンディの雰囲気が生まれます。日本の衣替えの感覚で、季節ごとにポスターを替えてみるのも楽しい方法です。
賃貸住まいでも壁を傷つけずにポスターを飾る方法がたくさんあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。







