北欧風メーデーとは？異文化を取り入れて海外気分なGWにしよう！

メーデーという日をご存知でしょうか？
メーデーは毎年5月1日のことで、労働者の日とも言います。
日本ではGW中のなんでもない日ですが、実は世界的には意味を持った日。
そんなメーデーを、今回は北欧にフォーカスしてご紹介します。

メーデーに何をする？

メーデーに何をするかは国によって違います。北欧の中でも国によって祝い方が違うのです。

大まかに分別すると、
・お酒などを飲んでお祭り気分でお祝いする
・働き方や仕事に対して意味のある行動をする
この二つに分けられます。

北欧では、デンマークとフィンランドはお祭り気分で外に出かけますが、スウェーデンとノルウェーでは労働のためのデモ行進などがよく開催される印象を受けます。

日本でのメーデー

ご存知の通り日本ではメーデーを祝日として指定していません。
実はデンマークも祝日として指定していないのですが、ヨーロッパに位置しているだけあり、文化の違いが見受けられます。

日本でメーデーが初めて取り入れられたのは実は明治時代。
メーデーの発祥であるアメリカで行われたデモと同様、８時間労働をはじめとする、安全で安定した労働環境を求めることを訴えました。

約15回のメーデーが開催されましたが、様々な事件の発生や第二次世界大戦の関係で10年ほどメーデーは開催されませんでした。
しかし、世界大戦が終わったあとすぐに再びメーデーは開催されます。

日本では現在までに何度もメーデーにデモ行進が行われ、働き方の改善や正当な給与など、より良い労働社会のために多くの人がメッセージを訴えかけます。

北欧のメーデー

デモ行進ではなく、お祝いしている国は具体的に何をしているのでしょうか？

「お祭り」と聞くとどうしても日本のお祭りのように出店などが並ぶ様子を想像してしまいますが、そうではありません。

北欧では、メーデーになると若者たちが外に出かけ、野外で飲み会をしたり、ピクニックのように公園でゴロゴロしたり、屋外に本当に大勢の人が集まってイベントが行われたりもします。

フィンランドではメーデーに食べる習慣とされているドーナツのようなお菓子や、ハチミツのような色をした砂糖・イースト・レモンで出来たドリンクが陳列されます。

北欧に旅行する際クリスマスシーズンが人気ではありますが、少しマニアックなメーデーの時期に旅行すると、メーデーの時期にしか食べられないもの・見られないものが多くあるので、候補の一つにすると良いかもしれません。

日本で北欧風にメーデーを祝いたい！

コロナ禍で労働環境が180度変わった方や、労働に対して考え方がガラリと変わった方も多いです。

北欧では労働環境が公平で安全であることがかなり重要視されており、休みが多かったり、服装が自由であるというイメージがありますよね。

「ライフバランス」を重要視した北欧の人々の生き方は、見習うべきものがいくつかあります。
休日が多いということは、仕事をしない日＝遊んだり休んだりする日が多いということ。
北欧では「よく学びよく遊べ」の精神が根強く、リフレッシュする時間がなければクオリティの高い仕事は出来ないと考える人ばかりです。

今すぐに日本の労働環境を変えることは難しくても、今自分にある休日をどう過ごすかは自分次第ですよね。
元気に働けるために休む日であることを忘れず、自分がリフレッシュする方法を試しましょう。