モノを大切に使う北欧流の暮らし
サステナブル(持続可能)な生活は難しいことに思えるかもしれませんが、実はできることをできる時にやることがコツです。
気合を入れて全てやろうとすると息切れしてしまい、それこそサステナブルな習慣でなくなってしまうからです。
SDGs(2030年までの持続可能な開発目標)を達成するために各国が様々な計画を実践していますが、個人でもできることは色々あります。
今回は、モノを大切にする北欧の人々がどのようにサステナブルな暮らしを実現しているのかをご紹介します。
気合を入れて全てやろうとすると息切れしてしまい、それこそサステナブルな習慣でなくなってしまうからです。
SDGs(2030年までの持続可能な開発目標)を達成するために各国が様々な計画を実践していますが、個人でもできることは色々あります。
今回は、モノを大切にする北欧の人々がどのようにサステナブルな暮らしを実現しているのかをご紹介します。
北欧でのペットボトルのリサイクル
北欧諸国ではペットボトルを購入する際、デポジット額も含んだ金額を支払います。デポジットシステムはペットボトルの高い回収率とリサイクル率を促すために導入されたもの。ペットボトルを返却することでお金がいくらか戻って来るならリサイクルに協力しようという、人間の心理をうまく利用しています。
北欧諸国のペットボトル回収率は90%を超え、リサイクル率も85-92%なので、日本と同じくらいです。EU水準でのリサイクル率は40%程度なので、それと比較すると北欧のリサイクル率はかなり高い水準だと言えるでしょう。
多くの北欧の人々はペットボトルを家に溜めておき、一定数溜まるとリサイクル用の機械に空のペットボトルを返しに行きます。こうした機械は北欧ではたいていスーパーマーケットに併設されており、簡単に足を運べるよう工夫されています。リサイクル用の機械にペットボトルを入れ終わると返却金額が計算され、バーコード付きのレシートが発行されます。人々はそれをスーパーマーケットのレジに持っていき、通常の買い物の割引に当てる仕組みです。 |
持続可能なインテリアの活用
Project Nordのサステナブルな北欧デザインポスター
おしゃれな部屋作りも、環境への配慮も実現できるProject Nordの北欧アートポスター。
種類豊富なラインナップから厳選してご紹介します!
種類豊富なラインナップから厳選してご紹介します!
LA MER
この穏やかな青い一面は、北欧の海を描いたもの。
地球の7割を覆う海は、様々な国や文化をつなぎ、豊かさをもたらしてくれます。また、海が健全に維持されていれば、気候のバランスを保つこともできます。 色のグラデーションはあるものの、平穏な色使いが特徴的なこのポスターは、お部屋に落ち着いた雰囲気を加えるのにぴったりの一枚です。 疲れた時に眺めると良いでしょう。 |
FRESH LEMONS
このレモンのポスターは、みずみずしい新鮮さをお部屋にもたらします。
私たちが日々口にする果物や野菜は環境が整っているからこそ。おいしく栄養いっぱいの果物を食べると幸せになりませんか? パッと華やぐレモンイエローをお部屋に飾ってみましょう。 きっと空間が明るくなって気持ちも前向きになりますよ。 |
THE NIGHTINGALE BY ANDERSEN
このポスターは、美しい声でさえずるナイチンゲールと中国の皇帝が登場するアンデルセン童話をモチーフにしています。童話の中では、ナイチンゲールの歌は死神をも動かしたとされています。 明るい色と優しい筆致で描かれていて、今にも鳴き出しそうなナイチンゲール。日当たりの良いお部屋に飾りたい一枚です。 他のアンデルセン童話コレクションのポスターもぜひご覧ください。 |
北欧で大活躍のリサイクルショップ
様々な中古品を手に入れられるリサイクルショップやセンター、フリーマーケットは北欧諸国で人気。古着はもちろん、中古家具やアクセサリー、おもちゃなど、何でも揃います。北欧の人々は20%を超える消費税を納め、生活に高い費用を払うので、簡単には新品への買い替えをしないようです。デンマークではリサイクルショップは「Genbrug」と書いてあるのが目印ですし、フィンランドの「UFF」は国内の各所に服のリサイクルボックスを設置し、そこで回収した古着や中古品を店舗で安く売ったり、国外に寄付したりしています。
そんな北欧のリサイクル活動はオンラインでも盛んです。フィンランドには中古品を多く取り扱うサイトTori.fiで全ての家具を揃えたというオフィスもありますし、ノルウェーのFinn.noはなんと国民の96%が認知しているほどの存在感を誇ります。 |
修理したり中古品を譲り受けたり
モノが壊れたり不調な時、まずは自分で直してみるというのも北欧の人々に多い考え方です。修理するために必要な道具がない場合は、ご近所さんや友人から借りて直すこともあります。この考えを政府が後押ししている北欧の国もあるくらいで、スウェーデンでは修理のサービスに課される消費税は低く設定されています。 先述の通り、リサイクルショップで中古品を入手することの多い北欧の人々。実は家族から代々受け継いでいるものを大切に使っていることもあります。断捨離とは少し異なり、北欧ではどちらかというと「今すでに持っているモノを大切に使う」考えが広く浸透しているようです。他にも、モノを捨てる前には友人にいらないかを確認したり、自分も何か買う前にまずは知り合いに相談するパターンが北欧では多く見受けられます。こういった習慣は、近しい間柄の中でのリサイクルとも言えますね。 |
北欧諸国が先頭に立つ、サステナブルな素材の研究
ここまではすでに使ったモノのリサイクルや、中古品の購入を主に見てきましたが、モノを大切にする考えは新たにモノを作り出す時にも取り入れられています。新しいサステナブル素材の開発やそれらを利用した商品開発は近年急増し、関連した北欧スタートアップの成長も目立ちます。
この記事で最初に触れたペットボトルもリサイクル可能なので、使い方次第ではサステナブル素材の一つと言えるでしょう。それでは他のサステナブル素材にはどんなものがあるのでしょうか。例えば再生セルロース繊維。植物から取り出した繊維を加工して糸にしたものです。よく知られたモノではレーヨンやリヨセルなどがありますが、もっと効率よく分解できる素材への探求は常に続けられています。 日本の会社も北欧と手を組んでサステナブル素材の開発に挑戦しています。近年ではフィンランドのパルプメーカーMetsä Groupと日本の伊藤忠商事が協力して、ファッション業界で使えるようなサステナブル素材の開発に勤しんでいます。このような研究開発が今後はもっと増えていくと見られています。 |
北欧流のサステナビリティについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
日本でも最近SDGsという言葉がよく見られるようになり、リサイクルを始めとしたサステナブルな生活のための方法についても語られるようになってきました。
目標の2030年までに個人でできることもあるので、お部屋作りにもいくらか、モノを大切にする考えを活かすようにしたいですね。
日本でも最近SDGsという言葉がよく見られるようになり、リサイクルを始めとしたサステナブルな生活のための方法についても語られるようになってきました。
目標の2030年までに個人でできることもあるので、お部屋作りにもいくらか、モノを大切にする考えを活かすようにしたいですね。
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