Project Nord設立者が語るサステナビリティへの想い
北欧生まれのポスターブランドProject Nordにとって、サステナビリティはブランドの飾りではなく、根っこにあるもの。設立者のトーベン・アンデルセンとグレタ・ドバイに、ブランドに込めた想いを聞きました。
Project Nordにとってサステナビリティとは?
QProject Nordにとってサステナビリティとはどのようなものですか?
T北欧で生まれた企業として、サステナブルであることはとても自然なことです。自然と調和し、共存すること。それは環境問題に気づくことでもあります。だからこそ、CO2排出の削減だけにとどまりたくないのです。もちろん環境を整えることは大切ですが、それだけでは十分ではありません。ポスターの製造から配送まで、すべてのプロセスが互いに無害であることが欠かせません。真のサステナビリティとは、壊れたものを直すことではなく、それを救済し、さらに良くしていくことではないでしょうか。
サステナビリティとともによく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)。Project Nordはその目標のいくつかに貢献しています。
たとえば「貧困をなくそう」という目標と「ジェンダー平等を実現しよう」という目標。意外に思われるかもしれませんが、Project Nordが参加する森林保護活動は、自然を守るだけでなく発展途上国の雇用を生み出し、女性の社会進出にもつながっています。こうしたつながりを大切にしながら、サステナビリティなブランドづくりを心がけています。
「One Poster=One Tree」はどうして生まれたのか
Q「One Poster=One Tree」のアイデアはどこから生まれたのですか?
G事業を始めた当初は、アフリカやアジアの発展途上国の子どもたちに、ポスターを通じて教育支援を届けようと考えていました。でも、それだけでは大きな変化をもたらせないことに気づいたのです。
T紙を使う事業を展開しながら、森林環境の保全に無関心でいるわけにはいきません。「One Poster=One Tree」を通じて植樹することは、次に使う資源を責任を持ってつくり出すだけではありません。CO2の削減に直接貢献し、地球環境の保全や改善にもつながっていくのです。
Gこの取り組みのパートナーである「Tree Nation」というNPO団体と組んだのには、植林活動以外にも理由があります。実はこの活動は森林保全だけでなく、発展途上国に雇用を生み出し、女性に社会参画の機会を届けることにもつながっているのです。
T環境保全に関心があっても、自分が実際に変化をもたらしているという実感を得にくいことが、意識の低下につながっているのではないでしょうか。「One Poster=One Tree」では、木が植えられるとお客様にも通知メールが届きます。ポスターを買うという小さな行動が、環境保全に直接つながっている。その実感を届けることも、大切なポイントのひとつです。
Gそうですね。だから私たちは単に「エコ」なのではなく、「エシカル」のレベルでこの取り組みを行っているのです。自然環境にやさしいだけでなく、人々や社会に対しても公平でありたいと考えています。
Tree Nationとの取り組みに加えて、Project Nordではサステナビリティに関するブログでさまざまなヒントを紹介しています。北欧の国々のサステナブルな取り組みを知ることも、日常に取り入れるきっかけになるかもしれません。
今後の目標と展望
Q今後の目標や展望を教えてください。
Tサステナビリティは私たちのビジネスの核なので、その点はこれからも変わりません。「持続可能な状態にする」という言葉の通り、常により良くしていかなければならないのです。だからこそ、サステナブルな企業であり続けるためにゴールはありません。ビジネスをよりローカライズしたり、環境にやさしい資源を使ったりと、課題はたくさんあります。それでもCO2を完全に削減することは不可能ですからね。だからこそProject Nordは、ポスターを通じて環境や社会の問題をより多くの方に考えてもらう、そのきっかけをつくり続けていきたいのです。
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