北欧の小国デンマーク、環境問題への取り組み
環境先進国がひしめき合う北欧の国々。
中でもデンマークは特に積極的な環境への取り組みを行っています。
Project Nordの故郷でもある北欧の小国、デンマークは、どのように環境問題を解決しようとしているのでしょうか。
今回は様々な規模の取り組みを見ていきます。
中でもデンマークは特に積極的な環境への取り組みを行っています。
Project Nordの故郷でもある北欧の小国、デンマークは、どのように環境問題を解決しようとしているのでしょうか。
今回は様々な規模の取り組みを見ていきます。
環境パフォーマンス指数ランキング1位のデンマーク
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EPIというものを聞いたことがありますか?様々な国の環境問題に対する取り組みがどれほど実現できているかを測る環境パフォーマンス指数で、2年ごとにランキングが発表されています。
具体的には二酸化炭素や廃棄物の排出量、土壌の汚染状況、自然修復面積など、環境面の様々な観点からEPIは算出されます。最新のランキングは2020年に発表され、1位デンマーク、2位ルクセンブルク、3位スイスとなっています。他の北欧勢は、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーが7から9位まで、少し離れてアイスランドが17位に入っています。 このように、北欧の中でもデンマークはずば抜けて環境問題への取り組みが高く評価されていると言えるでしょう。 |
国としての環境問題への取り組み
北欧諸国の再生エネルギーへの関心は高く、デンマークも例外ではありません。再生エネルギーの源で代表的なものは太陽光や風力ですが、デンマークは特に風力発電に強い国。また、デンマークで消費されるエネルギーのうち、3割以上が再生エネルギーによって供給されています。
最近デンマーク政府が発表した環境問題への取り組みには、エネルギー島を作る計画が含まれています。2033年に稼働を見込むエネルギー島は世界初の試みで、300万世帯分の電力をまかなえるとのこと。 他にも、2030年までに二酸化炭素の排出量を1990年に比べて70%カットすることを目標として見据え、デンマーク全体が積極的に自然と環境の保護に取り組んでいます。 |
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デンマークにとってのきっかけ
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デンマークが北欧の中でも目立って環境先進国になるきっかけは、1970年代の石油ショックでした。石油に依存する当時の状況から抜け出し、別の供給源に切り替える必要があったのです。最初は石油価格の高騰に迫られて方向転換したデンマークですが、1990年代に国際的な環境問題についての話し合いが進んでいくにつれ、環境保護の意識も高まっていきました。
石油ショックにより、デンマークの国民も危機感を持つようになりました。これは北欧他国にも言えることですが、教育やメディアを通じて環境保護の大切さや、国の考え方や政策が共有されているのも効果的なようです。 国民それぞれができることも沢山あり、国の支援を受けて行われることも。その繰り返しが今のデンマークの環境意識を作り上げています。 |
健康も促進する自転車大国の実績
そんなデンマークでは自転車移動が一般的。なんとコペンハーゲンでは通勤者の6割ほどが自転車利用なのだとか。石油ショックの影響もありますが、デンマーク国内にはほとんど自動車メーカーが無いことから、輸入車に高い税がかけられていることも自転車への移行を後押ししたものと見られます。
また、環境保護のために大きな決断をしたことで、健康面での変化もあったそう。病気で休む日や、医療費にかかる費用が減ったとの報告がされています。自転車で移動するのは大人だけではありません。幼い頃から自転車に慣れ親しみ、11-15歳の子供の半分は自転車通学するそう。環境を守りつつ、健康的な生活習慣も作れるのはとても魅力的ですね! 北欧の自転車大国、デンマークについてもっと知りたい方は、こちらの過去記事を読んでみてください。 |
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企業も積極的に参加!
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デンマークでは国や個人だけでなく、企業も環境問題への取り組みに意欲的です。例えば世界的に有名なレゴブロックを作り出すデンマークの玩具大手会社レゴ。ブロックの素材がプラスチックなので改善点は沢山ありますが、段階的に環境への負担が少ない商品やパッケージを増やすことを目標に掲げています。そのためにレゴは、従来のプラスチックよりも持続可能な素材を作るために、独自の研究を進めています。
環境への取り組みについてデンマークの企業に共通するのが、できることから始めていこうという姿勢です。去年よりも今年、今年よりも来年、より良く環境保護に貢献しよう。着実に小さな目標達成を重ねていけばそのうちに大きな目標にたどり着ける。デンマークの企業たちはそんな信念のもとに行動しているようです。 |
植樹につながるProject Nordのポスター
Project Nordのポスターを1枚購入すると、木が1本植えられることをご存知でしたか?
Tree-Nationと呼ばれる団体が実際の植樹を行っているので、購入者にはどこにどんな木が植えられたかを示す報告メールが届きます。
環境問題に取り組むProject Nordのポスターをお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
お部屋を居心地よくするだけでなく、環境に配慮することもできて一石二鳥です!
Tree-Nationと呼ばれる団体が実際の植樹を行っているので、購入者にはどこにどんな木が植えられたかを示す報告メールが届きます。
環境問題に取り組むProject Nordのポスターをお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
お部屋を居心地よくするだけでなく、環境に配慮することもできて一石二鳥です!
LOOK UP
シンプルな線だけで表現された女性の横顔。
LOOK UPという名前の通り、見ていて前向きな気持ちになれるポスターです。 モダンなお部屋にもさりげなく洗練された印象を与え、さりげなくお部屋をおしゃれに飾ることができます。 背景が白く余白も大きいため、明るい色のフレームとの相性も良いでしょう。写真のように濃い壁の色だと、よりはっきりポスターが目立って良いアクセントになります。 |
CONNECTION
落ち着いたアースカラーがほっとさせてくれる、母性をテーマとしたこのポスター。
「母なる大地」とも言いますが、その通り自然は厳しくも豊かさを与えてくれる存在ですよね。そんな自然を連想させるようです。 抽象画のモダンさと色合いによる優しさを兼ね備えているので、様々なインテリアに合わせやすいデザインです。 優しい印象を与えるので、ヒュッゲなお部屋作りにもぴったりです。 |
CARNIVAL
このポスターの特徴は様々なパステルカラー。
まるで賑やかなカーニバルのようにパステルカラーが踊っているかのようです。 こちらも抽象画なのでかっちりとイメージが固定されていないのが魅力的なデザインです。 ポスターを彩るパステルカラーに合わせてインテリアを選ぶと、お部屋に統一感のある空間を作り出せます。 |
今回は北欧の中でもデンマークに焦点を当てて、環境問題への取り組みをご紹介しましたが、いかがでしたか?
小さな国でありながら、工夫をしながら環境への配慮をしてきたデンマーク。
できることから実践していくのはぜひ真似したいところですね!
小さな国でありながら、工夫をしながら環境への配慮をしてきたデンマーク。
できることから実践していくのはぜひ真似したいところですね!
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