おうちで楽しむヒュッゲ ー 北欧で愛される居心地よいインテリアのヒント

日が短くなるにつれ、心から温かくなる場所やくつろげる家が恋しくなる季節。

Project Nordの拠点、北欧の国デンマークには、厳しい冬の間も暖かさを感じられる「ヒュッゲ(Hygge)」という知恵があります。

今回は北欧の国々の知恵を借りて、木の葉がすべて落ちきる前に満ち足りた心で冬を迎えるヒントを見つけてみましょう。

「ヒュッゲ(Hygge)」ってどんなもの?

「ヒュッゲ(Hygge)」とは、心地よく楽しい雰囲気をつくり、静かに満ち足りた気持ちになる生活の知恵のようなもの。きっちりとは定義できない感覚的なもので、日本語でぴったりの言葉はまだありません。時間の過ごし方や心のあり方を表すことから、ヒュッゲ(Hygge)は自然と暮らしの中に見いだされます。

今回は、数あるヒュッゲ(Hygge)をつくる方法から、北欧で愛されるインテリアのヒントをご紹介します。

ヒュッゲ(Hygge)は、北欧の文化の中で非常に重要な役割を果たしています。冬の寒さや長い夜を快適に過ごすための方法として、暖かい飲み物やキャンドルの灯り、柔らかいブランケットなどを取り入れることで、家族や友人との時間を大切にすることが強調されます。このヒュッゲの精神は、日常生活の中での小さな幸せを見つけ、それを最大限に楽しむことに重点を置いています。

また、ヒュッゲ(Hygge)のコンセプトは、シンプルでありながら機能的なデザインを持つ北欧のインテリアにも反映されています。木製の家具や自然の素材を使用したアクセサリー、そして穏やかな色合いのテキスタイルが、リラックスした雰囲気を作り出します。このようなインテリアは、忙しい日常からの逃避先として、心の安らぎやリフレッシュの場として利用されることが多いです。

ぬくもりある木の家具



インテリアのベースである家具に木を多く使い、室内でも自然の中にいるかのような心地になる空間づくりをするのが特徴的な北欧の国々。くつろげる雰囲気をつくり出すだけでなく、木は耐久性があり長持ちする サステナブルな素材でもあります。

日本や他の国々とは異なり、北欧には手つかずの森も多く残っています。そこから作り出される家具には美しい木目が刻みこまれ、遊び心ある自然なインテリアを演出します。試しにリビングや寝室に木のテーブルを置いてみると、心地よい空間ができあがるでしょう。

壁には北欧スタイルの 抽象画のポスターを飾ってみると、1日の疲れが癒されてゆきます。

木を使用したインテリアは、北欧の家庭の中で伝統的に愛されてきました。木の温もりや質感は、冷たい冬の季節に暖かさと安らぎをもたらす要素として重宝されています。また、木は湿度を調整する性質も持っているため、室内の空気を快適に保つ役割も果たしています。このような自然の素材を取り入れることで、人々は日常生活の中で自然と一体感を持ちながら過ごすことができます。

北欧のインテリアは、シンプルでありながらも機能的なデザインが多いのも特徴です。抽象画のポスターやアートは、部屋のアクセントとしてだけでなく、住む人の感性や個性を表現する手段としても利用されています。色彩豊かなポスターや、自然の風景を描いたアートは、部屋に明るさや活気をもたらし、日常のストレスや疲れを和らげる効果が期待できます

お部屋全体のバランスをととのえるレザー

冬の間はレザーのアームチェアがいつもより居心地の良い場所に。

使い込むほどほど柔らかくなるレザー素材に、毎年時間をかけて心地よさを創りあげてゆく楽しみが生まれます。茶色の中にひそむ深みあるオレンジ色には、お部屋全体を明るくし、カラーバランスを整える効果も。

動物の製品というと、普段は使うのを避けている方も多いかもしれません。そんな方にも、実はユーズドの革製品や家具を使うことはおすすめ。今までに作られた製品を丁寧に長く使うことで、必要以上の生産や消費を防ぐことができます。

レザーのアームチェアは、冬の季節に特に人々の心を引き寄せるアイテムとなります。暖炉の火の前や窓際で、厚手のブランケットを纏いながら読書を楽しむ時間は、まさに至福の瞬間。レザーは体温を吸収し、長時間座っていても冷たさを感じさせないのが特徴です。また、経年変化を楽しむことができる素材としても知られており、使うほどに独自の風合いや色合いが増していきます。

一方、持続可能なライフスタイルを求める現代の消費者たちにとって、ユーズドの革製品の選択はエコロジー的な観点からも意義深いものとなります。新しいものを購入することの環境への影響を考慮すると、既に市場に出回っている製品を再利用することは、地球環境を守る上での一つの方法と言えるでしょう。ヴィンテージの革製品は、その歴史や背景を感じながら、新しい価値を見いだすことができるアイテムとしても注目されています。

肌触りの良い素材で空間を優しい雰囲気に

木材もレザーもそれだけでは時に冷たい印象を与えてしまいがち。

そういう時には柔らかい肌触りのブランケットをお部屋にそえてみましょう。優しい雰囲気がうまれて、暖かみのあるお部屋に。特に、ウールのブランケットは体をあたためてくれるとともに、明るい色を選べばお部屋全体のカラーも整えてくれます。

いつもより贅沢にヒュッゲ(Hygge)を楽しみたい時はカシミヤ素材を選ぶのも良いですし、足元を温めてくれるラグがあれば、より心地良いお部屋になるでしょう。

木材やレザーは、その素材感から時折、冷たい印象を与えることがあります。しかし、北欧の「ヒュッゲ(Hygge)」の精神を取り入れることで、その印象をソフトに変えることができます。ブランケットは、まさにヒュッゲの象徴とも言えるアイテムで、ソファやベッドの上に置くだけで、部屋に暖かみと安らぎの雰囲気をもたらします。特に、冬の寒さを和らげるウールのブランケットは、ヒュッゲの心地よさを感じるのに最適です。

カシミヤのブランケットは、その上質な肌触りと暖かさで、ヒュッゲをより深く感じることができます。北欧の家庭では、寒い季節に家族や友人と団らんする際、カシミヤのブランケットを使用して心地よい時間を過ごすことが一般的です。また、部屋にラグを敷くことで、足元から暖かさを感じることができ、ヒュッゲの雰囲気をさらに高めることができます。このように、シンプルなアイテムを取り入れることで、日常の中にヒュッゲの精神を取り入れることができるのです。

こうしたヒュッゲ(Hygge)の知恵や、それを形にした私たちのポスターで、明るく楽しんで冬を過ごしていただければ幸いです。それでは、Hav en  dejlig dag(良い1日を)!

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